2013年12月05日

Modular HandGun

久しぶりの更新となります。
今回はモジュラーハンドガン計画の記事です。
この計画は
1.軽量なハンドガンであること
2.LE/Mil仕様であること
3.命中精度に優れること
4.拡張性に優れていること
を目標に設計されています。

仕様概要は
196mm以下
600g以下
9mm~.45ACPが使用可能であること
ベレッタM9と同程度かそれ以上の精度を有すること
特殊作戦での使用を想定すること(消音器や過酷環境での作動性)
司法機関でのメインアームとなりえること


Modular HandGun

solidworksでエディットしてあります。質量計算によると重量は550g程度、195mmの全長です。銃身長は98mm程度(3.85in)。ダブルカラムマガジンを備えます。
スライドはアルミニウム合金製、フレーム等はポリマー製です。バレルはベータチタン合金の冷間鍛造が可能であればチタンでの製造に挑戦してみたいです。
Modular HandGun
作動方式はショートリコイル・ロータリーバレルロッキングです。バレル後退量は約9mm、スライド後退量は約60mmです。
ロータリーロッキングは弾丸とライフリングが噛み合うことで発生する回転トルクを打ち消すようにして作動させられるため、スライドの重量を減らすことができます。またバレルは銃身軸上にしか動かないため、高い精度が期待できます。この銃はエジェクションポートのリセスで噛み合うのではなく、ライフル銃のような独立したボルト(鋼鉄製:SUS鋳造など)を有しており、そこで応力を受け止めます。これはリセスで噛み合うと隙間からの異物侵入が多くなり、作動不良の原因になるという実験結果を踏まえたものです。また、バレルエクステンションを備えているため、フィードランプの傾斜が緩やかな角度になっており、給弾が従来に比べてスムーズになっています。バレルエクステンションはバレルに捻じ込んだあと、イモネジで緩み止めと角度調節が施されます。バレルの位置合わせはスライド先端のピンと、バレルの平面の噛み合いで行っています。
Modular HandGun
ボルトはプランジャー式のエジェクターを備えます。エキストラクターとの関係から、斜め45度に薬莢は飛ぶはずです。
Modular HandGun
フレームとグリップは完全に分離可能で、用途によって交換したり、体格や手の大きさに合わせて事細かくチューニングすることができます。また、将来なんらかの拡張を行う際、簡単に改造を行うことができます。ユーザーにはグリップ部の3D図面をホームページから配ることで、グリップを容易に自作することができます。固定はピンによって行います。このグリップ部は例えばグリップセフティのようなものを組み込み、それをレーザーサイトやフラッシュライトのスイッチとして使うことができるでしょう。

Modular HandGun
撃発はSAO、ストライカー方式で行います。グロックのようなセーフアクションにはなっていません。また、AFPBは省いてあります。一方でサムセフティを備えており、エキスパートシューターに満足してもらえるようなトリガー機構になっています。グリップとトリガーの距離は約68mmと、M1911とほぼ同等の引き心地です。
Modular HandGun
スライド後部にはコッキングインジケーターを備えており、銃がホットな状態であることを触覚的、視覚的に知らせます。
スライド最後部のセレーションは盛り上がっており、オーバーザスライドメソッド、スリングショットメソッド両方の操作でアクセスできるようにしてあります。
マガジンキャッチはXDMに酷似している、アンビタイプです。
分解はトリガー付近にあるディスアッセンブリレバーを引き下げることで行います。ストライカーの分解にはボルトとスライドの分離が必要です。
サムセフティをオンにすると、スライドは後退できなくなります。これはホルスターに収納する際の誤操作を防ぐためです。
Modular HandGun
フロントサイトはドブテイルになっており、スライドと結合させたあと、イモネジで固定します。リアサイトも同様にドブテイルにスライドさせたあと、M3ネジで固定します。高さは約10mのところに狙点は合わせてあります。3ドットを採用しており、トリチウム入りです。

この銃にはタクティカルカービン化用の専用アクセサリーがありますが、それはまた次回。




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Posted by イグアス・ツェペルト  at 00:36 │Comments(0)妄想ハンドガン

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